髪を洗う時、頭皮はゴシゴシしますか?
それとも優しく洗いますか?
シャンプーをやめて湯シャンに変えた時、洗い方をどうするのかちょっと悩みました。
『シャンプーを使わないんだから、その分ゴシゴシと洗わないと毛穴の汚れが落ちない気がする』
と思ったからです。
それに、シャンプーのCMを見ると、みんなゴシゴシ洗ってますよね。
シャンプーブラシなんかもあるくらい・・・。
でも、“リンパケア”の観点から言うと、ゴシゴシはおすすめではないのです。
なぜなら、頭に力を加えることで、筋肉(側頭筋や後頭筋)が緊張して硬くなってしまうから。
筋肉が硬くなると、リンパの流れが悪くなり、細胞に酸素や栄養素が届きにくくなってしまいます。
・・・ということは、髪が抜けやすく生えにくい頭皮環境を作ってしまうということになるんですね。
ですので、リンパケア的には、頭皮の洗い方は、“優しくゆらすように”というのを推奨しています。
では、皮膚の構造から考えてみるとどうなるだろうか・・・と調べてみました。
まず、洗顔の仕方は“ゴシゴシしない”が常識ですよね。
ゴシゴシと強く顔を洗ってしまうと、皮膚が傷付いて、シワ・たるみ・乾燥などの原因になるから。
よく、「顔の皮膚と頭皮は一枚皮」なんて言います。
それぞれの皮膚の厚さを調べたところ、
頭皮2.3ミリ 顔1.5ミリ
ほんの少しだけ頭皮が厚いようですが、ほとんど変わりません。
それならば、顔は優しく洗って、頭皮はゴシゴシ洗うというのはおかしいのじゃないだろうか?という結論になりました。
【フケは角質層】
ゴシゴシ洗わないと、フケが増えたり頭皮が脂っぽくなるんじゃないか・・・と心配になる方もいると思います。
そもそもフケは皮膚の一番表面の角質層が新陳代謝によってはがれたもの。
指でゴシゴシする、ましてや爪を立てて洗う
という行為は、角質層を傷付けてボロボロとはがれ、よけいにフケを増やしてしまうのだとか。
【頭皮に優しい洗い方】
あくまで私がしている洗い方ですが・・・
全体的に、指の腹を使わずに手の平全体で頭を揺らすようにしています。
まずは一番髪の毛の多い後頭部から
そして側頭部もゆらゆら~
最後に頭頂部
頭頂部には筋肉はなく、帽状腱膜という膜があるだけなのでなお一層優しく洗うようにしています。
髪の毛自体は、手ぐしでとかすように洗っています。
この洗い方にしてから、洗髪時の抜け毛がかなり減りました。
・・・と言うことは、今まで健康な髪もゴシゴシ洗髪することで無駄に抜いていたんだな~と。
もったいないことしてました(笑)
またしばらくこの洗い方を続けてレポしますね。